「散歩にも目的や意味をもって」 2022/4/20(水)
ぽかぽか陽気の暖かい日が続き、まさに小春日和!子どもの家では園庭がない分、天気の良い日は毎日、園の周辺や近くの公園までお散歩しています。外に出るのが大好きな子ども達は「今日はどこに行くの?」と毎回ワクワク。
「今日は桜を見に行ってみようか!」「少し遠い公園まで、お友だちと手をつないでしっかり歩こうね」など、ただ歩くのではなく目的を持って出かけるようにしています。この他にも公園の広いスペースで思いきり身体を動かす、季節の自然に触れたり観察するなどその都度内容を考え、子ども達が楽しめるように工夫しています。
戸外に出る際はいつも以上に危険なことがないか、気を配ることが重要です。散歩や園外保育が安全で楽しいものになるよう、私たち保育者は様々なことに配慮しています。
・出かける前は子ども達の顔色や体調のチェック、必ず人数確認をする。
・散歩中も危険が無いように、一人は子どもと手をつながず全体を見る職員を決める。
・目的地に着いたら、人数確認を行ったり水分補給をする。
・遊ぶ前に子ども達と約束事を決める。(遊ぶ範囲を決める、公園の外に出ない、時間になったら集まるなど)
・職員間で役割分担を決め、周りを見ながらお互いに声かけをしていく。遊んでいる途中も必ず人数確認を繰り返す。
・帰る前に再度、人数確認を行う。子ども達も疲れてきているので、事故のないよう注意しながら安全に子どもの家へ帰る。
また、先生やお友だちと必ず手をつないで歩くこと、道路の端を通ること。信号の意味や横断歩道の渡り方など交通ルールも併せて教え、日頃から安全についての意識が持てるようにしています。
今の時期はチューリップや色とりどりの草花、てんとう虫やちょうちょなどの虫を探しながら散歩を楽しんでいるところです。また、子ども達は色んなことに興味津々!新たな発見を教えてくれます。
「ピンクのお花だ。私、ピンク大好き!」「先生、階段いっぱいあるよ!1、2、3…」「このトラック大きいね。さっきの車は小さかったね。」など子ども達と一緒に歩き、会話を広げていくと、今どんなことに興味を持っているのか(色や数への興味や、大小・長短への関心など)を知ることができ、今後の保育のヒントにもなります。それに伴い、改めて実体験から学ぶことの大切さに気づかされます。
そして話せない0歳児でも様々なことを見て聞いて感じています。まだ分からないだろうと思わず、「お日様が温かいね、風が気持ちいいね」「きれいなお花が咲いているよ」「ハトやネコがいるね」など。ぜひ、たくさん語りかけてあげてください。
天気も良く、心地良いこの季節。ご家庭でも子ども達との会話を楽しみながらゆったりと散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。