「子どもも保護者も安心できる、関わりと援助」 2022/5/18(水)
新入園児の子ども達が入園して1ヶ月が経ちました。初めは、保護者の方と離れる時に泣いたり不安そうな表情を見せていましたが、今では、朝からニコッと笑顔で登園することが増えてきました。
この1ヶ月間、私たちは「泣かないで保育園に来て欲しいな」「お友達や先生と過ごすことが楽しいと感じて欲しい」そして、保護者の方も安心して預け、仕事に行けるよう、職員と話し合い、保育活動や関わり方を見直してきました。
まずは「心地よいと感じられる保育室の環境作り」です。
玄関先で育てているお花を入り口や保育室の中に飾ったり、保育室内も季節を感じられるような壁面製作(子ども達が毎月、製作しています)で明るい環境を心がけました。子ども達も「お花、きれいね」や「これ、僕が作ったんだよ」と嬉しそうに作品や植物に興味を持っていました。
各子どもの家の玄関先には、季節の
お花がたくさん咲いています❀
えんぜる子どもの家
和田子どもの家
大橋子どもの家
入口にはお便りや子どもたちの写真を飾っています
壁面や窓に子どもの作品♪
次に、「発達に合った教具の準備」です。
各園、新入園児の年齢は様々です。モンテッソーリ教育の中で使う教具は、その園ごとに年齢や発達段階に合わせて用意をします。0歳児はその場で触れられるもの、1歳児は指先を使ってできるものなどの教具を手作りしていきます。「このお仕事、やってみたい」と思えるよう、毎日、教具の使い方を提示していきました。自分でできることが増えたり、楽しいと思うことで子ども達もお仕事の時間になると落ち着いて取り組むようになってきました。
お仕事の様子
そして「保育者との信頼関係を作る」です。
目と目を合わせての声かけをしたり、ふれあい遊びやスキンシップを取ることなどを大切にしてきました。また、園での様子を、お便り帳やお迎えの時に保護者の方にお伝えすることで、園での子どもの様子が分かり会話のきっかけにもつなげてきました。
かわいいい葉っぱがあったね
ベビーマッサージ、気持ちいいね
目と目を合わせて、ふれあい遊び♪
新しい環境に慣れることは大人も子どもも不安に感じると思います。その不安を少しでも減らし、安心へと変えていけるよう、在園児も含めて丁寧で温かい関わりをこれからも大切にしていきたいと思います。